67の石川遼はイーブンパー、プロデビューの金谷拓実も69で1オーバーで、V圏内での予選突破が確実に


2番、ティーショットを放つ金谷拓実(代表撮影)

2番、ティーショットを放つ金谷拓実(代表撮影)

 ◇男子プロゴルフツアー メジャー第1戦 日本オープン 第2日(16日、千葉・紫CCすみれC=7317ヤード、パー70) 時折、晴れ間も広がる中、大会最注目組が10ホールアウトした。

 プロデビュー戦でツアー1勝の金谷拓実(22)=東北福祉大4年=は、10番スタートで48位から出て6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの69で回り、首位と5打差の通算1オーバー。ホールアウト時点で16位まで順位を上げている。

 序盤2つボギーが先行したが、16番から3連続バーディー。「16番で4メートルの上りのスライスラインをしっかり真っ直ぐ打てたので、自信を持って打てるようになった」と武器のパットが火を噴いた。終盤の8番で7メートル、9番は30センチを沈めて伸ばした。「6つバーディーを取れたので、いいプレーができたと思います。明日からの決勝ラウンドもいいスコアを出したい」とうなずいた。

 大学生プロは初の賞金獲得も決めたが「あと2日の頑張り次第ですね」と使い道は、最終的な金額次第で考える予定。首位と5打差に「チャンスはあるのかな」と1973年のツアー制施行後、初となるデビュー戦メジャー制覇に照準を定めた。

 金谷と同組で、ツアー通算17勝の石川遼(29)=カシオ=は63位で出て5バーディー、2ボギーの67をマーク。ホールアウト時点で通算イーブンパーの14位まで急浮上した。

 10番から出て、16番で6メートルを沈めてバーディーが先行。最終9番も5メートルを決めてバーディーフィニッシュした。「全体的なクオリティーは良かった。ミドルパットを打ち続けられるところへのショットが大事なので。ティーショット、セカンドとやりきれた。(第3日は終日雨予報だが)大歓迎。どんどん難しくなってスコアも動くと思いますし」と、“ホームコース”での日本オープン初制覇へ目を輝かせた。

 64をマークしたツアー通算14勝の谷原秀人(41)=国際スポーツ振興協会=、アマチュアの河本力(20)=日体大3年=が、通算4アンダーの首位に並んでいる。

最新のカテゴリー記事