◆男子プロゴルフツアー ▽三井住友VISA太平洋マスターズ 第3日(14日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第3ラウンド(R)が行われ、首位と9打差の39位で出た石川遼(カシオ)が6バーディー、2ボギーの66をマーク。通算イーブンパーとして、7打差の15位に浮上した。石川と同学年の木下稜介(ハートランド)とチャン・キム(米国)が7アンダーで首位に並んだ。
初日78位と出遅れた石川だが、第2Rで67、第3Rは66と伸ばした。3R連続で最難関ホールの510ヤードの6番パー4。第1Rと第2Rでともにボギーをたたいたホールだが、この日は第1打で「いいフェード」と好感触を得ながら、フェアウェーに運ぶと、第2打は4アイアンでグリーン奥のカラーにつけた。ピン奥15メートルから2パットでパーセーブ。「マネジメントができたので良かった。(変えた)スイングではこれまでの感覚とすり合わせるのにもう少し時間はかかると思うけど、一歩ずつ前進できている」とうなずいた。
2010年、12大会を制しているが、18年のコース改修後は今年で初の決勝R進出とこれまでは苦戦が続いた。「イーブンパーでナイスプレー」という難コースで、この日は4アンダー。手応えを手にして、首位とは7打差で最終日を迎える。「優勝には6アンダーは絶対に必要になる。スコアを伸ばして後半に行ければ、(攻めて)いける準備はできている。焦らずに、何とか全力で頑張りたい」と前だけを見た。