渋野日向子、ハワイでのロッテ選手権に向け「良い調子で迎えられる」


渋野日向子

渋野日向子

 米女子プロゴルフツアーのロッテ選手権は14日から4日間、米ハワイ州カポレイGC(6563ヤード、パー72)で開催される。2週前のメジャー、ANAインスピレーションから米ツアー連戦となる渋野日向子(22)=サントリー=が大会前に意気込みを語った。

 渋野は初めてのハワイの地で「思っていた通り『夢の国』って感じです」と笑顔。早めに現地入りしたそうで、前戦を振り返り「スイングが固まってきた中でもスコアが出せないということで、かなりレベルの差を感じてしまった。1週間前から(現地に)入れてグリーン周りやアプローチ練習だったり、スイングもかなり練習できた。良い調子で迎えられると思います」とうなずいた。

 オフからは100ヤード以内の距離感をテーマとしており「悪くはないと個人的には思っている。結果がついてきてくれればうれしい」とした。今週のコースのキーポイントについては「フェアウェーキープもかなり大切。グリーンの速さがANAインスピレーションほどではないのでショットでどれだけバーディーチャンスにつけられるか。そこでしっかりスコアを出せるように、ショットが大事になる」と、攻略をイメージした。

 マスターズで松山英樹が優勝したことも刺激になっており、「自分が(19年全英女子で)メジャーを取ってから初めて日本人がメジャーを勝つところを見たので何か自分の時とは違うなというか…。本当に日本人として誇りを持ちましたし、本当に『おめでとうございます』の言葉では伝えられないくらい、すごく大きな影響を受けたなと思います」と語った。

 3か月間予定する長期遠征の2戦目に向け「前回(ANAインスピレーション)は予選落ちをして、かなり悔しい思いをしたので、今週はしっかり4日間戦って悔いの残らないようなゴルフを最後までやり切りたい」と力を込めた。

 日本勢は渋野のほか、米ツアー通算3勝の畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=、上原彩子(37)=モスバーガー=、野村敏京(28)=フリー=、河本結(22)=リコー=、山口すず夏(20)=環境ステーション=、笹生優花(19)=ICTSI=の7人が出場する。

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