松山英樹 早藤キャディーの一礼に「僕も一緒にできたら良かったな」…凱旋会見一問一答(1)


マスターズ優勝の凱旋(がいせん)帰国会見に臨んだ松山英樹

マスターズ優勝の凱旋(がいせん)帰国会見に臨んだ松山英樹

 米男子プロゴルフのメジャー、マスターズをアジア人で初めて制した松山英樹(29)=LEXUS=が14日、オンラインで帰国会見を開いた。

 会見前日の13日に帰国したという松山は、アジア人で初めて袖を通したマスターズ優勝者の称号「グリーンジャケット」を身にまとって登場。日本のメディアの前で改めて喜びを語った。

 ―日本に帰国して改めて優勝した気持ちを。

 「日本に帰ってきてから誰とも会ってないので不思議な気持ちがあります。日本に帰ってきてからいろいろなニュースを見る度にすごいことをしたんだなというのは実感はしています」

 ―4打差の単独首位で迎えた最終日のプレーを振り返って、最大のピンチはどこだったか。

 「1番ホールから最終ホールまでずーっと緊張しっぱなしだった。余裕があるという感情は一度も抱くことなく、最後までプレーしていました」

 ―15番パー5で第2打をグリーン奥の池に入れてのボギー。いくどもピンチを乗り越えたが。

 「それまでのリードがあったのが一気になくなる瞬間はすごくしんどかった。でもリードしているんだと、自分を鼓舞する気持ちでやってました」

 ―優勝決定後に早藤(はやふじ)将太キャディーがコースに向かって脱帽し、一礼。この行動が世界から称賛され、話題を集めているが。

 「あの映像を見たのは夜11時ぐらい。こんなことをしてたんだと思いながら。いい行動をしたんじゃないかなというのはありますし、僕も一緒にできたら良かったなとは思っています」

 ―今年のマスターズ開幕前までは10戦で15位が最高ともがいていた中で結果を出せた要因は。

 「(開幕前日の)水曜日の練習時に『今週はいけるかもしれない』と自分の中で何かがあって、そこが自分の中で一番大きかった。マスターズの週は日がたつにつれて、スイングの感触が良くなっていた。ミスをしても、ここまでやってきたことを信じてやろう、という気持ちでやってました」

 ―初出場した2011年大会でローアマチュアを獲得して10年の節目で優勝を果たしたが。

 「最初にローアマチュアを取ることができて。それからはいい思い出の方が少ないんじゃないかというような感じでしたけど、今年こうやって優勝することができて、全部がいい思い出に変わっているので良かった」

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