◆男子プロゴルフツアー ▽ゴルフパートナー・プロアマ 最終日(23日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70)
最終ラウンド(R)が行われ、6打差の7位から出た石川遼(カシオ)は7バーディー、1ボギーの64。通算19アンダーでトップに2打及ばず4位で終えた。7番からの4連続バーディーなど10番までに6つスコアを伸ばしたが、以降はパープレー。「最後(18番)のボギーは悔しかった。後半は惜しいパットも続いてしまっていた。そこらへんで波に乗れていたら面白かったかなと思う」と悔しさをにじませた。
石川はスタートホールから攻めた。1番の第1打を3ウッドで右ラフに曲げたが、残り約190ヤードの第2打はライが「松の葉っぱの上」で目の前には木の枝がかかっていた。クラブは「アイアンでフェアウェーに出すのも難しかった」とドライバーを選択。「直ドラ」を試みてグリーン右サイドのラフまで運んだ。第3打のアプローチで寄せてパーセーブ。第2R、第3Rと1番でボギー発進していただけに、その後のチャージにつなげるパー発進となった。
ツイッター上では映像を見たファンが騒然としていたが、石川は「まず、ティーショットでざわついたのかな…(笑い)」とおどけると、「ドライバーのフェースとボールがクリーンに当たるようなライ。“直ドラ”でちょっとスライスかければいい感じだと思って。イメージ通りハマりました。40ヤードちょっと曲がっていると思う。距離“勘”っていうか、字が違いますけどこれは本当に勘ですかね。曲がり過ぎは全然OKとして、グリーン右サイドのバンカーに入ってもいいぐらい曲げようと思って。(一日の流れにおいても)大きかったですね」としてやったりの表情で振り返った。
24日には6月の海外メジャー、全米オープンの出場権を懸けた最終予選会に参加予定となっている。「全米オープンはすごく多くのことを学べると思う。(予選会は)1日36ホールなので試合も続いていて疲労もたまっているけどしっかり今日は休んで、明日は頑張りたいと思います」と見据えた。