松山英樹は左肩の痛みでショットにズレ…今田竜二プロが解説


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第3日(22日、米サウスカロライナ州キアワアイランドリゾート=7876ヤード、パー72)

 4月のメジャー、マスターズを制した松山英樹(29)=LEXUS=は4位から出て後半ショット、パットともにミスが出て3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76と崩れた。首位と8打差の通算1オーバーの23位に後退し、アジア人初のメジャー2連勝は厳しくなった。今田竜二プロが解説する。

 松山選手は朝の練習場から落ち着きがなかった。左肩の痛みが気になっていたみたいで。ほんのわずかなことですがタフなセッティングのメジャーで、史上最長級のモンスターコースでは少しのミスも許してくれません。少しずつのミスと違和感の蓄積が、後半のスコアにつながりましたね。

 前半は2つ伸ばして申し分なかったですが、内容が気になりました。昨日まで伸ばせていたパー5でバーディーが奪えず。フェアウェーキープもなかなかできなくて。ショットメーカーの松山選手としては、少しずつのショットのズレとミスが精神的なストレスとなって、たまっていたと思う。

 今大会に向けて期待に応えよう、とこの2週間でいつも以上に練習してきたと思う。だから、自分の中で抑え切れないほどの怒りや悔しさもあったと思います。優勝は難しくなりましたが最終日も強風の予報です。松山選手なら全てかみ合えば一日8アンダーくらいは出せる。マスターズ王者のプライドもあるでしょうし、良いゴルフを期待します。(プロゴルファー)

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