◆女子ゴルフ 日本女子アマチュア選手権 最終日(18日、鳥取・大山GC=6638ヤード、パー72)
4打差5位から出た尾関彩美悠(あみゆ、岡山霞橋GC)が、4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算10アンダーで逆転優勝した。雨風が強まる中、14、15番で連続バーディーを奪い、4打差あった首位の手塚彩馨(TEAM KGAジュニア)を逆転。アマチュア日本代表の「ナショナルチーム」に2020年から所属する尾関は、今大会出場3度目で初めて同チームのウェアを着て挑み、「自信を持ってプレーできたことで、優勝につながったのかな」とはにかんだ。9月30日に開幕する国内メジャー、日本女子オープン(栃木・烏山城CC)への出場資格も獲得した。
4打差の単独首位スタートだった手塚は最終18番、決めればプレーオフとなる6メートルのバーディーパットが入らず、1バーディー、2ボギーで通算9アンダーの2位に終わった。「ショットが悪くてグリーンに乗らなかった。耐えるゴルフになってしまった」と悔しさをにじませた。
8アンダーの3位は首位と1打差で出た佐藤心結(みゆ、TEAM KGAジュニア)。2018年大会優勝者で、女子プロゴルファーの吉田優利(エプソン)の妹・鈴(りん、千葉夷隅GC)はスコアを1つ伸ばして通算6アンダーの4位。首位と7打差の14位からで出た川崎春花(大院大高3年)が6バーディー、3ボギーの69で回り、吉田鈴と並んで4位に入った。
2位から10位に入った12人には、日本女子オープンの最終予選参加資格が与えられる。