星野陸也は日本人6人目のトップ10入りは逃すもショットに手応え「次の大会が楽しみです」


◆男子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米オープン 最終日(20日、米カリフォルニア州・トーリーパインズGC=7652ヤード、パー71)

 今季日本ツアー賞金ランク1位で、3年ぶり2度目の出場の星野陸也(25)=フリー=は8打差31位で出て3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回った。通算3オーバーで首位と9打差の暫定26位で終えた。

 米ツアー2勝のチェズ・リービー(米国)と同組で回った。前半は持ち味のショットが絶好調。2番で319ヤードのビッグドライブでフェアウェーをとらえると、アイアンでの第2打をピン右1メートルにつけてバーディーを先行させた。3番は7メートルをねじ込んで連続バーディーとした。5番、7番、8番、9番はチャンスにつけるも惜しくもパットを決めきれず。

 後半は、12番でドライバーショットを左に曲げてOBとし、痛恨のダブルボギー。続く13番パー5では、2オン2パットのバーディーを取り返した。17番は3パットのボギーで後退した。「前半2アンダーで折り返せて。今日はずっとショットが調子良くてもっと伸ばせそうと思ったが後半、14番でカート道で跳ねてOBになってしまって。悔しい結果に終わっちゃったんですけど、また次頑張りたいです」と振り返った。

 フェアウェーキープ率は70%で全体7位。パーオン率も85%で同4位と持ち味のショットは素晴らしい数字を残した。平均飛距離も314・60ヤードで同13位。ところが、31パットとグリーン上で苦戦してスコアを思うように伸ばせなかった。「今日はパットで、チャンスを生かし切れなかったのが残念でした」と唇をかんだ。

 2017年大会2位の松山英樹以来、日本人6人目となるトップ10入りでの来年大会出場権獲得はならなかった。「この難しいコースで30位くらい。自分の中ではもうちょっと行けそうな感じがした。今週でより自信にもつながった。次の大会が楽しみです」と次なるメジャー、7月の全英オープンでの活躍も思い描いた。

 2010年全英オープン覇者のルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ)が、通算6アンダーの単独首位に立っている。

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