畑岡奈紗、ショット安定も1打及ばず全米女子プロ選手権予選落ち「どれか1つでも決められていたら」


◆女子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第2日(25日、米ジョージア州アトランタ・アスレチッククラブ=6740ヤード、パー72)

 米女子ツアー3勝の畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=は8打差75位で出て1バーディー、1ボギーの72で回り、通算3オーバーで首位と13打差の71位で予選落ちとなった。

 昨年のAIG全英女子オープン覇者のソフィア・ポポフ(ドイツ)、ブロンテ・ロー(英国)と同組に回った。10番から出て、出だしでいきなりピン上3メートルのチャンスにつけるも、カップ左に外してパーで発進した。14番ではアイアンでの第2打をグリーン右奥のラフへ入れ、3オン2パットでボギーが先行した。18番は3メートルのバーディーパットを沈めて伸ばした。

 後半に入っても持ち味のショットでチャンスを作り続けた。7番は8メートルのバーディーパットがカップ縁で止まり、8番は4メートルのバーディーパットが惜しくもカップ左を抜けた。最終9番も5メートルのバーディーパットがカップ左を抜けた。

 この日のパーオン率は83・33%も、33パットと課題とするグリーン上で苦しんだ。ラウンド後「ショットの感覚はだいぶよくて、ピンも攻めていけた。やっぱり1つでも決められれば、その日一日の流れは変えられると思っていたが、なかなか遠かったですね。チャンスは多かったんですけど、ちょっと芝目を考え過ぎて多めに読み過ぎていた。最後、チャンスが多い中でどれか1つでも決められていたら」と1打及ばずの予選落ちに悔しさが募った。

 次なるメジャーの7月のエビアン選手権(22日開幕・フランス)は欠場予定。メジャー初制覇は8月のAIG全英女子オープン(19日開幕・英カーヌスティーゴルフリンクス)までお預けとなった。世界ランクは日本女子最高の11位で、既に今大会後の五輪ランクでの東京五輪代表入りは確実としている。

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