原英莉花「地元開催を力に変えて優勝争い」 21年後半戦へ「まず1勝したい」


原英莉花

原英莉花

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 指定練習日(30日、神奈川・戸塚CC=6570ヤード、パー72)

 地元、横浜出身の原英莉花(日本通運)が公式会見で意気込みを語った。9ホールの練習ラウンドで調整し、「調子は悪くない。一昨年よりより少し距離が伸びて、ティーショットを置く位置を慎重にみてきた。入れてはいけないバンカーや、深くなっているラフがあるので、入れないようにどう攻略するか」とイメージを膨らませた。

 前週のアース・モンダミンカップでは6位で予選を通ったが、決勝ラウンドで精彩を欠き42位。「一つのミスに対するネガティブな感情がプレーのペース、リズムに出てしまった」と振り返る。気掛かりな腰の状態については「日によって」としながら、「だいぶいい感じにはなっている」と明るく話した。

 20年に国内メジャーを2勝。今年は3度トップ10入りしているが、ここ5戦は2けた順位と浮上のきっかけをつかみたいところ。「優勝は意識するところではある、地元(開催)というのを力に変えて優勝争いできたらと思っている。(7月以降の戦いに向け)まず1勝したい。自分をよく知ることがテーマです。今回は無観客ではあるけど、一昨年はたくさんのギャラリーの方が応援してくださった大会。くじけそうな時に思い出しながらプレーしたい」と力を込めた。

 その上で「自分の調子と相談しながら焦らずに。一喜一憂せず、スコアが良かったり思うところに打てても、自分の流れを切らさない攻め方をしたい。過信せず、落ち込まず、常に一定のリズムを意識したい」と、平常心を強調した。

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