梶谷翼 アマチュア史上初年3回海外メジャー大会出場


同一年で3度目のメジャー出場を果たす梶谷翼

同一年で3度目のメジャー出場を果たす梶谷翼

 ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権(4月、米国)を日本人で初制覇した梶谷翼(17)=兵庫・滝川二高3年=が海外メジャー第4戦のエビアン選手権(22~25日、フランス・エビアンリゾートGC)に主催者推薦で出場予定であることが7日、分かった。6月の全米女子オープン、8月のAIG全英女子オープンと合わせ、アマチュアで同一年にメジャー3大会出場は男女通じて日本勢初となる。

 この日までに更新された米女子プロゴルフ協会のサイトで、梶谷の出場登録が発表された。ショートアイアンを武器とする強気な攻めで、4月にオーガスタ女子アマで優勝。これで得た米、英2大会のメジャー切符に加え、新たに2013年にメジャー昇格したエビアンの出場権が巡ってきた。

 同じ岡山出身の渋野日向子が19年全英女子に勝つ前から、海外志向を強く持つ。5月には日程面から、11月の国内プロテスト受験を決断。「将来的に米ツアーに行きたい気持ちは変わらないが、今年は日本でプロテストを受けます」と、“日本経由米国行き”を思い描く。

 日本人アマで同一年のメジャー複数回出場は、19年の金谷拓実(マスターズ、全英)、同・安田祐香(エビアン、全英女子)の2回があるが、3回は最多。「世界で活躍するために、たくさん経験したい」と明かしていた逸材が、欧州屈指の名門コースで力を試す。

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