2017、2018年にゴルフ世界ジュニアを連覇し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(9)が30日(日本時間31日)、ジュニアゴルフメジャーのひとつ、キッズ世界選手権(米ノースカロライナ州パインハースト)9歳女子の部(1905ヤード、パー36)第2ラウンドで、2バーディー、1ダブルボギーの36とスコアを伸ばせず、通算2アンダーで首位と3打差の4位に後退した。
今大会は、予選を勝ち上がった世界約50か国の選手が参加。9歳女子の部は81人が出場し、1日9ホール、3日間計27ホールで争われる。
弥勒は第2日に6番まで2つスコアを伸ばし、通算4アンダーで単独首位に立ったが、最終9番パー4で痛恨のダブルボギーをたたき、4位に下がった。「8番で同組の選手がスーパー長いイーグルパットを決めて追いつかれました。それで焦ってしまい、9番の第1打を左にひっかけてしまいました」と弥勒は反省の表情を浮かべながら話した。
最終日の9ホール。3打差を追いかけてプレーする。「3打差もあるので、攻撃的なゴルフをしなければなりません。頑張ります」と弥勒は逆転優勝に意欲を見せた。
強気なプレーと発言が持ち味の弥勒は「2032年のブリスベン五輪で金メダルを獲得することが目標です」と言い切る。大いなる野望のステップとして、今大会で3度目のジュニアメジャー制覇を目指す。