ゴルフ天才少女・須藤弥勒がキッズ世界選手権で逆転優勝! ジュニアメジャー4勝目「伝説の選手を目指します」


キッズ世界選手権で逆転優勝した須藤弥勒。優勝記念品を感慨深い表情で抱きしめた

キッズ世界選手権で逆転優勝した須藤弥勒。優勝記念品を感慨深い表情で抱きしめた

 2017、2018年にゴルフ世界ジュニアを連覇し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(9)が31日(日本時間8月1日)、ジュニアゴルフメジャーのひとつ、キッズ世界選手権(米ノースカロライナ州パインハースト)9歳女子の部(1905ヤード、パー36)最終ラウンドで、2バーディー、ボギーなしの34で回り、通算4アンダーとして、3打差4位から逆転優勝を果たした。

 今大会は、予選を勝ち上がった世界約50か国の選手が参加。9歳女子の部は81人が出場し、1日9ホール、3日間計27ホールで争われた。

 最終日は猛暑に加え、難しいなピン位置の厳しい条件で、多くの選手がスコアを落とした。その中で、首位と3打差の4位からスタートした弥勒は6番まで堅実にパーを重ねた。そして、7番パー4(220ヤード)、8番パー5(298ヤード)で連続バーディーを奪い、首位に浮上。最終9番パー4(221ヤード)でパーをセーブし、逆転優勝を飾った。

 「昨日、3打差になってしまいましたが、お母さんと私は絶対に逆転できると信じていました。終盤まで、なかなか、バーディーがこなかったのですが、お母さんの精神的な支えもあり、最後に逆転できました」

 弥勒は、キャディーを務めた母みゆきさんと共につかんだ「金メダル」に胸を張った。表彰式では優勝記念品を感慨深い表情で抱きしめた。

 2017、18年の世界ジュニア。2019年のマレーシア世界選手権に続き、ジュニアメジャーで2年ぶり4勝目を挙げた。それでも、弥勒は満足することなく「お父さん(憲一さん)と、もっと、たくさん練習して、伝説の選手を目指します」と力強く話した。

 強気なプレーと発言が持ち味の弥勒は「2032年のブリスベン五輪で金メダルを獲得することが目標です」と明言する。「伝説の選手」になるため、遙かなる挑戦は続く。

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