松山英樹がプレーオフの末にメダル逃す 男子ゴルフ


◆東京五輪 男子ゴルフ 最終日(1日、埼玉・霞ケ関CC=7447ヤード、パー71)

 夏空の下、最終組のマスターズ王者・松山英樹は1打差2位で出て5バーディー、3ボギーの69をマーク。通算15アンダーの3位で、7人による銅メダル決定プレーオフへと突入した。1ホール目でパーをセーブできずに敗退となった。

 プレーオフは2組に分かれて18番パー4で行われ、全英オープン王者のコリン・モリカワ(米国)、ミト・ペレイラ(チリ)、セバスチャン・ムニョス(コロンビア)、藩政ソウ(台湾)の第1組は全員がパーセーブ。第2組目はメジャー4勝のローリー・マキロイ(英国)はパーをセーブも松山、米ツアー4勝のポール・ケーシー(英国)がパーをセーブできずに脱落となった。

 世界ランク5位で米ツアー4勝のザンダー・シャウフェレ(米国)が単独首位で出て67で回り、通算18アンダーで金メダルを獲得した。今大会最年長45歳で五輪最少スコアとなる「61」をマークしたローリー・サバティーニ(スロバキア)が、1打差の2位で銀メダルをつかんだ。

 ◆松山 英樹(まつやま・ひでき)1992年2月25日、愛媛・松山市生まれ。29歳。4歳からゴルフを始め、東北福祉大2年だった11年マスターズで27位となり日本人初のベストアマチュアに輝いた。同年の三井住友VISA太平洋マスターズで史上3人目のアマV。プロ転向した13年にツアー史上初のルーキー賞金王となり、同年秋から米ツアーに本格参戦して14年に初優勝。今年4月のマスターズで日本人初のメジャーVなど日本男子最多米ツアー6勝。日本ツアー通算8勝。17年6月には世界ランクでも日本男子最高の2位。180センチ、91キロ。家族は妻と1女。

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