今野大喜は2差3位から逆転初Vを狙う。因縁コースで伯父の無念も晴らすか 「打ちやすいホールが多い」


今野大喜

今野大喜

◆男子プロゴルフツアー ▽Sansan・KBCオーガスタ 第3日(28日、福岡・芥屋GC=7210ヤード、パー72)

 プロ4年目の今野大喜が、初優勝のチャンスを迎えた。27位で出ると小技がさえて7バーディー、ボギーなし。この日のベストスコア65をマークして首位と2打差の3位に浮上した。

 最終18番パー5。残り72ヤードからの3打目をサンドウェッジでピン上1Mへ。バーディー締めで拍手を浴びた。「運も味方につけた感じで、我慢するプレーができた。一日流れを切らさずにプレーできた」と冷静に振り返った。

 今大会と同じ会場で開かれた、2018年日本アマチュア選手権で第2Rまでツアー3勝の金谷拓実、世界アマチュアランク1位の中島啓太らをおさえて12アンダーの首位を走るも、台風のために中止となった因縁がある。「(19年大会後の)改修でも、(芥屋GCの)レイアウトはそんなに変わっていないので、打ちやすいホールが多いですね。不思議ですね」と今野は明かす。

 ツアー7勝の伯父・康晴(48)が2009年に池田勇太とのプレーオフで惜敗した大会でもある。「明日は集中していきたい」と、24歳のホープは伯父の思いも胸に初Vを目指す。

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