賞金ランク1位・稲見萌寧は3アンダー「最低限、それなりに頑張っている」


7番、パーパットを沈め笑顔を見せる稲見萌寧(カメラ・豊田 秀一)

7番、パーパットを沈め笑顔を見せる稲見萌寧(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第1日(17日、愛知・新南愛知CC美浜C=6502ヤード、パー72)

 前週、国内メジャー初優勝し、賞金ランク1位に浮上した稲見萌寧(都築電気)は3バーディー、ボギーなしの3アンダー、69で回り、首位と3打差の3位でホールアウトした。5、8、15番でバーディーを奪い、グリーン右のバンカーに入れた9番のピンチもアプローチをピンそばに寄せてパーでしのぐなど、落ち着いたプレーを見せた。

 ラウンド後は「結構、風もあり雨も降って、ティーショットが打ちにくい場所もあったが、ラフに入った時もパーでしのげて、よかった。最低限、それなりに頑張っている」とうなずいた。

 同組で回った渋野日向子(2アンダー)が会見で自身を絶賛していたことについて問われ「(普段呼んでいる)しぶこは、すごい快挙を成し遂げて大変な思いもしたと思う。その中でもいろんなことを対応しながら、自分のゴルフを頑張っていて尊敬している。私なら感情的に嫌なものは嫌となってしまうけど、笑顔で対応している」と、1学年上の先輩への思いを明かした。

 東京五輪で銀メダル獲得後、さらに注目度が増す中、「皆さんから(メンタルが)強い強いと言われるけど、自分ではそうは感じない。基本は弱く、心配性で、不安に思う。(注目されることに)今年に入り、周りからの見られ方が変わったけど、やることは変わらない」と話していた。

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