石川遼、米再挑戦への覚悟「リアルの現在地を感じられる」


練習ラウンドをアウトハーフコースで切り上げる石川遼(カメラ・渡辺 了文)

練習ラウンドをアウトハーフコースで切り上げる石川遼(カメラ・渡辺 了文)

 男子ゴルフで、来季米下部・コーンフェリーツアーの2次予選会(10月中旬)に出場登録した石川遼(30)=カシオ=は22日、今週開幕の日本ツアー、パナソニックオープン(京都・城陽CC)の会場で取材に応じ、米再挑戦への覚悟を語った。

 石川の決意は固かった。今年6月の全米オープン(予選落ち)へのスポット参戦後に決断。「一番は慣れること。米国のコースでのプレーが日常になることが大事」と理由を説明。「米国で1年やって自分のリアルの現在地を感じられると思う」。また、米ツアーが主戦場の盟友・松山英樹(29)の存在も大きく「同じ所でやりたい」と見据えた。予選会は、昨春から師事する田中剛コーチをキャディーに起用する予定だ。

 10月7日開幕のブリヂストンオープン(千葉)終了時に国内賞金ランク5位以内に入れば、コーンフェリーツアーの最終予選会から受験が可能だ。現在9位につけるが「厳しいので、2次予選からやる気持ちで」と語った。

 23日からパナソニックオープンが始まる。前週のANAオープン最終日に5ウッドが折れるアクシデントに遭ったが、シャフトなどを同種のものに替え「(感覚は)問題ない」と笑顔。30歳の挑戦が動き出す。(宮下 京香)

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