石川遼は70で1アンダー発進「(ショットは)少しずつ良くなっている」


13番第1打を放つ石川遼

13番第1打を放つ石川遼

◆男子プロゴルフツアー ▽バンテリン東海クラシック第1日(30日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 第1ラウンドが行われ、2009年大会覇者の石川遼は4バーディー、3ボギーの70で回り、1アンダーでホールアウトした。「トータル(スコア)で考えたら悪くないスタート。途中経過はあまり気にせずに、明日もいいプレーができるようにしたい」と話した。

 10番からスタートし、11番パー4。フェアウェーからの第2打をピン右手前3メートルにつけてバーディー先行。パー5の12番でもバーディーを重ね、スコアを伸ばした。14番パー4ではフェアウェーからの第2打でピン左奥1メートル半に寄せてバーディー。難関ホールの16番でボギーの後、17番パー4では自身でも驚くショットが飛び出した。

 第1打は左バンカーの縁にいってしまった。ピンまで残り175ヤードの第2打は右足をバンカー、左足はラフに置く難しい態勢だった。ユーティリティーを短く持って「フェース面に当てることだけを注意して」ハーフショットすると球はピンに一度当たりカラーへ。思わず、「お~っ」と驚き顔。このホールをパーとし「(2打目は)あそこまで方向が出るとは思わなかった」とうなずいた。その後は1つスコアを下げたが、トータル1アンダーで初日を終えた。

 予選ラウンドは前週パナソニックオープンでツアー史上5人目のアマチュアVを飾った、中島啓太と同組でプレー。パー3以外の全ホールをドライバーショットで果敢に攻める21歳を見て「すごくショットのレベルが高いので、いつでもいいスコアで回れるようなゴルフ。隙がないです」と絶賛した。

 10月19日からの米下部ツアー2次(QT)予選会に出場登録を済ませた。同7日開幕のブリヂストンオープン終了時点の国内賞金ランク5位以内に入れば、2次が免除され、11月の最終QTから参加できる。また、同21日開幕の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(千葉)出場は、同12日時点の賞金ランク7位以内またはブリヂストンオープン3位以内に入ることが条件で、現在賞金ランク9位。前週はショットで引っかける場面が多く53位で、修正を試みている。「(ショットは)少しずつ良くなっている。先週よりは(いいショットが)増えている」と手応えを持って、2日目以降で上位をうかがう。

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