◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック第1日(30日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)
前週のパナソニックオープンで1973年のツアー制施行後、史上5人目のアマチュア優勝を飾った中島啓太(21)=日体大3年=は1バーディー、3ボギーの73と伸ばせず2オーバー73位と出遅れた。64で回った幡地隆寛(28)=ディライトワークス=ら3人が7アンダーで首位。
73位と出遅れた中島だが、表情は充実していた。14番パー4(380ヤード)の第1打でドライバーを振り抜き、グリーンエッジまで54ヤードに運ぶ約320ヤードのビッグドライブを披露し「理想的な若干のドロー」と満足げ。海外挑戦を見据え、前戦から取り組み始めたパー3以外の“14ホールの第1打はドライバー”をこの日も完遂。「迷いなく振れて、自信を持てた」とうなずいた。
一方で、グリーン上では33パットと苦戦。スコアにつなげられなかったが、「結果入らなかったけど、ストロークは良かったし、全然気にしていない」と納得している。首位とは9打差あり、予選落ちもちらつく位置だが、前週に優勝争いしていた時と同様に「結果は気にしていません」と語った。第2日も「ドライバーを持つことは決めています」と予告。21歳は確固たる意思で第2ラウンドも攻めていく。(宮下 京香)