石川遼は渡米前最後のRで好ショットが戻り68 「チャレンジできるのは幸せ」


通算6アンダーでホールアウトし、同組の選手らとグータッチを交わす石川遼

通算6アンダーでホールアウトし、同組の選手らとグータッチを交わす石川遼

◆男子プロゴルフツアー ブリヂストンオープン 最終日(10日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71)

 ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)は41位で出て4バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダーでホールアウトした。ホールアウト時点では28位となっている。米下部ツアーの来年の出場権をかけた2次予選会(19~22日・米カリフォルニア州ベアクリークGC)に向けて、渡米前最後のラウンドを好内容のアンダーパーで締めくくった。

 午前8時20分に10番からスタート。2009年のメジャー、全米プロ選手権覇者のY・E・ヤン(韓国)、古川雄大と同組でのラウンドだった。石川は、前日まで右に出て不安定だったティーショットが復調した。ドライバーや5ウッドなどのティーショットで、追い求めている右から左にきれいな弧を描くドローボールを連発した。最終9番パー5は、グリーン奥からの3打目を1Mに寄せてバーディーで締めくくった。佐藤賢和キャディーと笑顔でグータッチを交わした。

 「(昨日までは)ちょっと体が重かったんですけど、今日はそれが改善されていて。今日はティーショットもすごく安定していた。パーオンもできたし、ドライバーでもいいドローを何回か打てた。まだまだ低次元ですが、ちょっとずつ進めている。この先はわからないですが、チャレンジできるのは幸せ。何も変わらずにコースに対応していけるように」と、米国での2次予選会での戦いを見据えた。

 2次予選会に向けて、近日中に田中剛コーチとともに渡米する。米国到着後は隔離期間中も練習ラウンドは可能で、19日の初日に向けて調整を積んでいくという。4日間72ホールストロークプレーの2次予選を通過すれば、米国内にそのままとどまって調整して最終予選会(11月4日開幕・米ジョージア州)に参戦予定。最終予選会後は帰国し、隔離期間を経て、日本ツアー終盤戦に復帰する方針という。

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