◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 指定練習日(13日、滋賀・琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)
昨年大会5位に入ったアマチュアの河本力(日体大4年)が公式会見に臨んだ。「ずっと理想は優勝だと思っているけど、確率で言えば、0に果てしなく近いと思う。過信はせずに自分のできることをやりたい」と冷静に見据えた。昨年大会では第2日に68をマークして単独首位に浮上し“アマチュア旋風”の立役者となった。最終的に5位でローアマに輝き、今大会の出場権を獲得した。
先月のツアー、パナソニックオープンでは史上5人目のアマVを遂げた日体大の後輩・中島啓太(同大3年)と最終日に同組で回り「啓太はドライバーでドロー、フェードと打ち分けていて、ドライバーでもあそこまで打てなきゃダメ。飛ばすだけじゃダメなんだ。マネジメントもすごい」と刺激を受けた。自身もその翌週の下部のAbemaTVツアー、TIチャレンジin 東条の森で初優勝。「自信につながった」と手応えも得た。
平均飛距離300ヤード超の飛ばし屋だ。今大会のコースは初体験だが、11日から練習ラウンドで確認し、距離の長い641ヤードの8番パー5などを攻略の鍵に挙げた。「(8番で)セカンドショットをアイアンで打てる人は少ないと思う。しっかりそういうホールでバーディーを取れれば」と見据えた。コースは違えど、好相性のメジャーで、1927年の赤星六郎以来、94年ぶり2人目のアマチュアVに挑む。