古江彩佳、今日は“2ビビり”も…宮里藍らに続く史上3人目の同一大会アマ&プロVに王手


15番ティーショットを放つ古江彩佳。通算12アンダーで首位に並び、ホステスプロとしての優勝を狙う(カメラ・今西 淳)

15番ティーショットを放つ古江彩佳。通算12アンダーで首位に並び、ホステスプロとしての優勝を狙う(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽富士通レディース第2日(16日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6679ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、2打差の2位で出た大会主催の富士通所属のホステスプロ・古江彩佳が6バーディー、1ボギーの67をマーク。2019年にアマチュアで初優勝を飾った大会で、通算12アンダーとし、69で回った勝みなみと並んで首位に立った。「すごくいいゴルフができていた。楽しく回れているので、そこがいいところかな」と満足げに振り返った。

 前半9ホールで2つスコアを伸ばして2位で折り返した。10番では今季ツアーで平均パット数(パーオンホール)1位の実力を発揮し、5メートルのバーディーパットを沈めると、11番ではグリーン奧のカラーから4メートル、12番では6メートルを決めきり、このホールまでに3連続バーディーでトップに立った。開幕前には夕暮れまでロングパットの「タッチ合わせ」とショートパットで「思ったところに打てているか」を入念に確認して臨んでおり、「短くも長くもないパターが入ってくれているので、すごくいいゴルフができています」とうなずいた。

 今大会の初日から森本真祐キャディーとゲーム感覚で「行ってはいけない場所に打ってしまった」際に加算される“ビビりポイント”を記録しているという。この日は“2ポイント”がたまってしまったと明かし、「今日はパッティングですね。オーバーを怖がってちょっとビビってしまって打ち切れなかった」と悔しそう。「強気な気持ちを持ち続けることが大事」と、最終日の挽回へ気を引き締めた。

 それでも1988年のツアー制施行後、宮里藍(06年)、畑岡奈紗(17年、19年)に続く史上3人目の同一大会アマ&プロVに王手をかけた。19年大会では史上7人目のアマチュア優勝を飾り、その後、プロに転向している。「私がプロになれた試合でもあるので、思い出はすごくあります。明日も自分を信じながら、最後まで攻めるプレーができればいい」。特別な大会で昨年11月以来のツアー通算5勝目をつかむ。

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