◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第3日(16日、滋賀・琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)
1打差3位から出た小平智(Admiral)が、2008年賞金女王で妻の古閑美保さんが応援に駆けつける中で5バーディー、2ボギーの68で回り、5打差の2位に付けた。
米ツアーで戦っていた小平は、前週のブリヂストンオープンが昨年9月以来の日本ツアー参戦だった。しかし、同大会は感染症対策のため無観客で開催され、美保さんは来場できなかった。ようやく有観客大会でのプレーがかない「久しぶりに自分(小平)のプレーを見たいと言って来たんですけど、美保にはいつもさみしい思いをさせているのでよかったんじゃないかと思います」と白い歯を見せた。
この日は7番でボギーが先行したが、「それで吹っ切れたというか、『やるしかない』となった」と即座に切り替えた。直後の8番から3連続バーディーを奪取。さらに3つ全てのパー5でバーディーとするなど、「アメリカではチャンスはロングしかないので、日本でも意識してやっているところ」と、来季から参戦を表明している米下部ツアーへの意識も忘れなかった。
通算18アンダーでトップを快走するS・ノリス(南アフリカ)とは5打差。しかし、連日ビッグスコアが飛び出す琵琶湖の地であれば、大逆転Vも夢ではない。「いっぱいバーディーを取って、ノリス選手にプレッシャーをかけられればと思います」。美保さんはあすの最終日も来場予定。より一層輝く姿を届ける。