古江彩佳が9アンダーで単独首位 2週連続Vに王手


16番、ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・馬場 秀則)

16番、ティーショットを放つ古江彩佳(カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 第3日(23日、兵庫・マスターズGC=6571ヤード、パー72)

 第3ラウンドが終了し、4打差の11位から出た古江彩佳(富士通)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算9アンダーで単独首位に浮上した。1打差の2位には勝みなみ(明治安田生命)、菊地絵理香(フリー)が入った。通算7アンダーの4位は初優勝を狙う西郷真央(大東建託)、ユン・チェヨン(韓国)で2打差を追う。

 風速5・7メートルの強風が吹き荒れるなか、古江は一度もフェアウェーを外すことなく、出場58人中唯一の60台をマーク。「うまく集中できて、バーディーチャンスでしっかり取れた。ノーボギーで回れたのはすごくよかった」と充実した表情で振り返った。

 出だしの1番では、ラフから放った第3打をピンそば50センチにピタリと付けてバーディー発進。続く2番でも2メートルを沈めてスコアを伸ばし、幸先良く滑り出した。後半は耐えるホールが続いたが、「ティーショットから取りたいと思っていた」というパー5の15番で集中力を高め、きっちりとバーディー奪取。16番でも2メートルを沈めて通算9アンダーでホールアウトした。

 ホステスプロとして臨んだ前週の富士通レディースでは、勝とのプレーオフを制してツアー通算5勝目を挙げた。今週は地元・兵庫での有観客試合。たくさんの観客から応援を受け、母・ひとみさんの作る手料理を食べて力に変えた。「拍手をたくさんもらえるのがうれしい。地元に帰ってきて、応援してもらえる数はすごく多くなってきているので、声援に応えたい」と地元での初優勝を誓った。

 最終日は前週もライバルだった1打差2位の勝と菊地と最終組で回る。昨年11月の伊藤園レディス、大王製紙 エリエールレディス以来、2度目の2週連続優勝がかかる最終ラウンドに向けて「私らしく集中して、楽しく回れたら」と笑顔で意気込んだ。

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