IT王手のGMOインターネットグループ(熊谷正寿・代表取締役会長兼社長)は20日、自社の公式サイトで来年の女子プロゴルフツアー大会の主催を15日付けで辞退したことを公表した。
同社の熊谷代表は19日、自身のツイッターで来年のGMO&サマンサカップの主催を正式に辞退することを表明していた。日本女子プロゴルフ協会から来年以降のネット配信はGOLF TVなどの有料放映しか認めないという通達があったとし、疑問を呈していた。
公式サイトでの発表は以下の通り。
「GMOインターネットグループは、2021年12月15日(水)付けで2022年度女子プロゴルフトーナメントの主催を辞退いたしましたことをお知らせいたします。
GMOインターネットグループは、一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下、日本女子プロゴルフ協会)公認の女子プロゴルフトーナメントを、本年度初めて主催いたしました。主催大会では、日本のみならず、世界で活躍する女子ゴルフ選手へ活躍の場を提供するとともに、より多くの方にゴルフという競技の魅力に触れていただくことを目的に、『TV放映』に加え、全競技の様子を『インターネットによる無料配信』を行いました。インターネット無料配信は様々な環境、スマートフォンなど多様なデバイスでの視聴を可能とし、大会終了後のアーカイブ視聴を含め、再生回数が311万回を超えるなど大きな反響をいただきました。
アスリートたちが頂点を目指し戦い続けるひたむきな姿をお届けし、結果として多くの方の笑顔・感動に貢献することができました。
2022年度も引き続き主催を予定しておりましたが、日本女子プロゴルフ協会との協議により、当社の当初の目的を達することが難しい状況となりましたため、誠に残念ではございますが、女子プロゴルフトーナメントの主催を辞退することといたしました。なお、2022年度のJLPGAツアースケジュール発表後の辞退は混乱を招く可能性があるため、このタイミングでの公表を決定いたしました。
今後も、GMOインターネットグループでは各種スポーツ競技や次世代アスリート等への支援を通じて、スポーツ産業振興やファンコミュニティの獲得等に貢献してまいります」