楽天グループ株式会社は22日、女子プロゴルフの稲見萌寧と今季から所属契約を結んだことを発表した。楽天の三木谷浩史会長兼社長と、都内で会見した稲見は「世界中のトップアスリートを支援されている企業に所属として迎えられて、名誉であり、とてもうれしく思います。所属として恥じないように、良い成績を残せるように頑張りたい。ファンの皆さんに、楽天のロゴがしっかり見えるように(試合で)順位を上げていきたい」と決意を新たにした。
昨季は9勝を挙げて初の賞金女王に輝き、昨夏の東京五輪では銀メダルを獲得した稲見に対し、三木谷氏は「まさしく日本の女子ゴルフ界の未来を担う選手。今まで以上に活躍をして、(30勝以上で手にする)永久シードを取るような、歴史に残る選手になると思う。7月の(同社特別協賛)楽天スーパーレディースでも、ホステスプロとして活躍してくれるのでは」と期待を寄せた。
同社の印象を問われた稲見は「スポーツだと、イニエスタさん(サッカーJ1神戸MF)、田中マー君さん(将大、プロ野球楽天投手)であったり、本当にすばらしい選手の中で、私もそこで恥じないように頑張って目立てるように。いいプレッシャーで頑張れるのかなと思います」と笑顔で話した。また、三木谷氏は今後について「宮城で(ゴルフの)試合があって(楽天の試合と)タイミングがあえば、ツアーに妨げがない範囲内で、(始球式など)そういう機会があればいいかなと思います」と、他競技とのコラボレーションにも言及した。