女子プロゴルフツアー今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスは3日から4日間、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で行われる。ツアー通算4勝の原英莉花(23)=NIPPON EXPRESSホールディングス=はクラブ契約をフリーとし、心機一転して新シーズンに臨む。オフに昨年痛めた腰の手術を検討していたことも明かした。
沖縄の青空の下、9ホールの練習ラウンドで調整した原は「ワクワクしています」と晴れやかに語った。オフは昨春に痛めた腰の治療を優先した。「手術するか、しないか考えた」というが、手術は選択せず。「自分の中で割り切れている。ナーバスな気持ちではない」とうなずいた。
開幕に向け、「自分に合ったスイング(作り)や、クラブ選びをメインで取り組んだ」と、これまでのミズノ社からクラブ契約をフリーに変更した。キャロウェイゴルフのドライバーを投入し、アイアンはミズノ製を使用。スタンスを狭く、腹筋など体の内部で振るイメージに変えたという。
シーズンを前に師匠の尾崎将司(75)から「腰は去年より良さそうだな」と声を掛けられたと明かした。かねて表明していた来季以降の米ツアー挑戦には「まだ深く考えていない」と慎重に話した。「自分でいろんな決断をして戦うことが目標。(今週は)まず予選通過を目指したい」。強い覚悟を持ち、原の一年が幕を開ける。(岩原 正幸)