渋野日向子、シンガポールで迎える今季初戦へ「やっと開幕」「出られる試合でしっかり結果を」


渋野日向子

渋野日向子

 米女子プロゴルフツアーのHSBC女子チャンピオンズが3日から4日間、シンガポール・セントーサGC(6718ヤード、パー72)で、予選落ちなしで行われる。日本勢はメジャー1勝の笹生優花(ICTSI)、ツアー通算5勝の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、今季から米ツアーに主戦場を移した古江彩佳(富士通)、渋野日向子(サントリー)、そして上田桃子(ZOZO)の5人が出場する。WOWOWライブでは大会の模様を3日午後0時30分から連日生中継、ライブ配信する。

 渋野が2022年初戦に挑む。2日は会場で調整し、「やっと開幕することができたので、楽しみな気持ちが多いかなと思います」と開幕前の心境を語った。今季のツアー出場権を懸けた昨年末のQスクール(=最終予選会)を20位で突破。米ツアー会員として1年目のシーズンに臨む。同予選会後は日本に帰国し、調整してきた。オフは「体力強化もしましたし、ゴルフの内容も、グリーン周りやウェッジの精度だったり。しっかり練習してきました」。

 昨年はオフにスイング改造に取り組み、日本ツアーで2勝を挙げた。昨年シーズン終了後、今季に向けては「変えたものは特にないけど、まだ理想に近づいていないので、だんだんと近づけるように。スイングに特化したトレーニングをしながら、力強いスイングができるように、いろいろやってはいますけど、まだまだです」と感触を語った。

 昨年大会はスイング改造中ということもあって4日間オーバーパーの67位に終わった。「昨年はいろいろ改造しながらで、なかなか自分の思うようなゴルフができなかった。その時より少しは自分らしいゴルフができるかなと思います」。舞台となるセントーサGCの印象は「グリーンはかなり難しいし、距離も長いので、どれだけパーオンできるか。グリーンと同じ段に乗せられるかというところが、重要だと思いました」と分析した。

 今季のツアー出場予定について、今大会の翌週、ホンダLPGA(10日~13日、タイ)、JTBCクラシック(24日~27日、米カリフォルニア州)、今季メジャー初戦、シェブロン選手権(31日~4月3日、同)はエントリーする。「最初の方は限られた試合しか出られないので、出られる試合でしっかり結果を残してシードを取れるように頑張りたいです」と決意。まずは初戦に向け、「このオフやってきたことをちょっとでも出せるように。念願の米ツアーの第1戦目。1年間を通して戦えるのが楽しみだなと思うので、スタートをしっかり頑張りたいと思います」と強い覚悟をにじませた。

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