◆日本男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第2日(29日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
イーブンパー53位からスタートした石川遼(カシオ)は、18ホールをオールパーの70で回りイーブンパーをキープ。ホールアウト時点では55位タイで、予選通過ラインとなる上位60人のボーダー上にいる。
石川が18番ホールプレー中に、降雨によるコースコンディション不良のため、一時中断を告げるホーンが鳴り響いた。雨が強まる悪条件の中、最後もパーで締めて、この日のスコア変動はなし。我慢のゴルフで耐えた。
石川は「ボギーが出ると、マスト(絶対)で(バーディーを)取らないといけなくなる。正直、最終ホールまでパーでもいいと思っていた。13から18番は難しいホールが多い。パープレーで耐えていれば(予選突破も)分からないかなと。ボギーは、絶対に打てない。自分の(スタート)順位が悪かったので仕方がないかなと、セーフティーにいった」と心境を明かした。
今季2度目の予選突破は後続選手の結果に委ねる形となったが、手応えも口にした。「オーバーが多い。自分が思ったより、飛ぶようになっている時期なのかなと思う。雨で飛距離が落ちることを計算しても、思ったより飛んでいることが全体的に多かった。自分としてはいい材料で、これからが楽しみ。これに慣れていけば、夏とか秋にまた違ったゴルフをできてるんじゃないかという意味で、楽しみ」と言葉は力強かった。