「大魔神」佐々木主浩氏が長男とダブルス戦…ツアー唯一のプロアマ形式大会に元プロ野球選手が集結


2番、ティーショットを放つ佐々木主浩氏(カメラ・宮下 京香)

2番、ティーショットを放つ佐々木主浩氏(カメラ・宮下 京香)

◆日本男子プロゴルフツアー ▽ゴルフパートナー・プロアマ 第2日(20日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、西C=6544ヤード、ともにパー70)

 ツアーで唯一のプロアマ形式の大会。第2ラウンド(R)は、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)が東コース(C)で63をマークし、通算16アンダーで単独首位に立った。初日に西Cでツアー自己最少の59をたたき出した池田勇太は東Cを67で回り、14アンダー。昨年大会2位の大槻智春と並んで2打差の2位につけた。

 アマチュアはダブルス戦が行われ、初日は元プロ野球・ヤクルトの宮本慎也氏が出場したが、第2日は日米通算381セーブを挙げた「大魔神」こと佐々木主浩氏とその長男で東北福祉大ゴルフ部出身の彰吾さんの親子ペアが参戦。主浩氏は3年前に腰の手術を受けた影響で万全ではない中だったが、普段から一緒にラウンドする父子で助け合った。それでも東Cで7オーバー27位で「天から神が舞い降りてくる時は、素晴らしいゴルフをするんだけどね」と、主浩氏は悔しげにこぼした。

 彰吾さんは大学の先輩にあたる松山英樹が19年の団体対抗戦のプレジデンツ・カップに出場した際、「お土産でいただいた」というとっておきのウェアを着用してプレー。1番で第1打をいきなり左の林に入れたが、同組で同大の先輩・幡地隆寛からの助言も受けつつ、父・主浩氏を引っ張った。「仲のいい先輩(幡地)と一緒になるとは。色々教えてもらいながらできました」。4位につける永沢翔とは大学の同期で「最近(調子が)良くなっていると感じるので楽しみ」とエールも送った。

 元中日の谷繁元信氏と和田一浩氏のペアは2年連続で出場。東Cをパープレーで3打差6位に入ったが、谷繁氏は「一応、優勝を狙っていたけど全然ダメでした」と肩を落とした。和田氏は「海が主戦場」と釣りの方が得意だと明かしたが、7番で8メートルを沈めるバーディーを奪った。ただ、勝負師は勝利にこだわる。2人は「また予選から頑張ります」と口をそろえ、リベンジを誓っていた。

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