渋野日向子は後半に4つ落とし、通算2オーバーで予選通過は厳しい状況に「自分のミスからガタガタ崩れた」


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー ▽スコットランド・オープン 第2日(29日、英ダンドナルド・リンクス=6494ヤード、パー72)

 第2ラウンド(R)が行われ、49位から出た渋野日向子(サントリー)は4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75と伸ばせず、通算2オーバー。暫定97位の予選通過圏外でホールアウトした。現時点で予選カットラインは通算1アンダーとなっている。

 午前中の穏やかな気候の中、10番からスタート。スタートホールでボギーをたたいたが、13番で約4メートルを決めてバーディー。15番パー3では約2メートルにつけるバーディーで1つ伸ばして前半を折り返した。

 だが、後半はミスが続く厳しい9ホールとなった。1番パー4で第2打をピン右手前約4メートルにつけた。だが、ファーストパットをショートさせると、約50センチのパーパットもカップをわって痛恨の3パットでボギー。2番パー4は第2打をグリーン奥にこぼし、3打目のアプローチも寄せられず、連続ボギー。3番ではダブルボギーをたたいた。4番でバーディーを奪うも、5番、7番もボギー。最終9番こそ約4メートルのバーディーパットを決めて笑みも浮かべたが、前週のメジャー、エビアン選手権に続いて、予選通過が厳しい状況となった。

 ホールアウト後、中継したWOWOWのインタビューに答えた。「前半はすごい良かったと思うけど、後半で自分のミスからガタガタ崩れていってしまったので、すごく悔しいです。(ショットの感覚は)悪い印象ではなかったけど、左に引っかけてしまうミスが多かった。それが後に影響してしまったと思うけど、要所要所いいショットはあったと思うので、そこは褒めたい。コースとの戦いではあると思うけど、自分のミスでこうなってしまったという方が強いと思うので、いつもより悔しさは感じています」と、淡々と振り返った。

 次週は2019年にメジャー初制覇を遂げたAIG全英女子オープン(8月4日開幕、英ミュアフィールド)に挑む。今大会と同じスコットランドのリンクスコースが舞台となる。「全体的にまだまだだと思うので、しっかり調整して来週はもっといい状態で臨めるようにしたい。上がり2ホールは、個人的にはすごく良かったと思うのでしっかり切り替えて、来週また頑張りたいです」と顔を上げて前を向いた。

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