ゴルフ5レディスのゲストリポーター「天才少女」須藤弥勒が名物バンカーに挑戦


「日本一アゴが高い」と呼ばれる名物バンカーに挑戦した須藤弥勒

「日本一アゴが高い」と呼ばれる名物バンカーに挑戦した須藤弥勒

 女子プロゴルフツアーのゴルフ5レディスは9月2日から3日間、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で行われる。最終日の4日に18番ゲストリポーターを務める「ゴルフ天才少女」須藤弥勒(ゴルフ5)が31日、17番パー3の「日本一アゴが高い」と言われる名物バンカーに挑戦した。

 出場選手が練習ラウンドを終えた後、名物ホールの17番にやって来た弥勒は思わず、驚きの声を上げた。身長(145センチ)の約5倍。グリーン面まで7メートルのバンカーに入った弥勒は「まずはここに入れないことが一番です」と空を見上げるように話した。

 17年大会では香妻琴乃(サマンサタバサ)が「8」をたたき、「香妻バンカー」の異名も持つ。弥勒は約20分間、17番グリーンの左下にある名物バンカーから多くのショットを試した。「とても難しかった。でも、とても楽しかった。プロの皆さんがこのバンカーに落としてしまった後、どのようにリカバリーするか注目です」と大会をPRした。

 今年1月からアマ資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になり、弥勒のもとにはオファーが殺到。現在、12社・団体のスポンサーを持つ。その中で所属契約を結ぶゴルフ5はメインスポンサー。弥勒は「看板娘」として大会の盛り上げに一役を買っている。

 今年6月に欧州ジュニア選手権に優勝し、史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成。8月から日本女子ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)の父で元コーチの横峯良郎氏の指導のもとスイング改造に乗り出し、さらなるレベルアップを図っている。「今回、ものすごいバンカーでとてもいい経験ができました」と笑顔で話した。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。11歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフを連覇。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権で優勝。今年6月にジュニア欧州選手権を制し、ジュニアメジャー5勝目。同時に史上初のジュニア4大メジャーのグランドスラムを達成した。現在、ドライバーの飛距離は210~220ヤード。家族は父、元フィギュアスケート選手の母・みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

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