8月の全米女子アマチュアゴルフ選手権で日本勢37年ぶり2人目の優勝を成し遂げた17歳の馬場咲希が7日、日野市民スポーツ栄誉賞を受賞した。同日に東京・日野市役所で行われた表彰式にメダルを首から提げて黒のジャケット、白のパンツスタイルで出席し、「すごく光栄ですし、とてもうれしく思います。私は日野市が大好きですし、皆さんに応援してもらえることをとてもうれしく思っています」と喜びを語った。
同市によると、昨年の東京パラリンピック・バドミントン女子ダブルス金メダル、同シングルス銅メダルの山崎悠麻に続き、2人目の受賞となった。式に出席した大坪冬彦市長は「本当に素晴らしい優勝でした。各テレビ局がトップニュースで伝え、大変な騒ぎになっていました。これからもプロになって、世界をまたにかける活躍を祈っています」と祝福のコメントを贈った。
馬場は日野市生まれで、同市の仲田小、日野一中を卒業。ゴルフは父・哲也さんの影響で5歳から始め、小学生時代から本格的に始めた。「(地元の)小学生、中学生の子供たちに夢を与えられるような存在になりたいです」と話した。
今後は16日開幕の日本女子ツアー、住友生命レディス東海クラシック(愛知・新南愛知CC美浜C)に出場予定。全米女子アマ選手権で快挙後、国内初戦となる。「全米女子アマ選手権の時のようにしっかり攻めて、ピンを狙ってたくさんバーディーが取れるようなゴルフをしたいです」と意気込んだ。
◆日野市民スポーツ栄誉賞 五輪・パラリンピック、その他の国際的なスポーツ大会で優秀な成績(第1位から第3位まで)を収めた市民の栄誉をたたえた賞。賞状および記念品が贈られる。