今田竜二氏、松山英樹は第2日に「6番までに2つ、3つバーディーがほしい」


11番の第2打がグリーンをオーバー、木の根元から第3打アプローチショットを放つ松山英樹。初日1オーバー41位と出遅れた(カメラ・今西 淳)

11番の第2打がグリーンをオーバー、木の根元から第3打アプローチショットを放つ松山英樹。初日1オーバー41位と出遅れた(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 第1日(13日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 昨年大会覇者の松山英樹(30)=LEXUS=は2バーディー、3ボギーの1オーバー71で回り、首位のブレンダン・スティール(米国)に7打差の41位発進となった。1年ぶりの日本でのプレーは、雨天にもかかわらず5813人のギャラリーが来場。声援を一身に浴びた。ショットとパットがかみ合わず上位スタートとはいかなかったが、連覇への巻き返しを見せる。プロゴルファーの今田竜二氏が松山のラウンドを解説する。

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 松山選手は1オーバーで41位発進と、かなり不満の残る一日だったと思います。本人は優勝のことしか考えていないと思うので、首位に7打差と出遅れてスタートは苦しいと言わざるを得ません。グリーンが湿って、以前(19、21年大会)と比べて軟らかく、スピードも遅かった印象です。速いグリーンを得意としており、タッチが合っていなかったように見えました。

 脚の違和感でプロアマ戦を途中棄権しましたが、序盤のティーショットを気持ち良く打てていて問題はないのかなと思いました。しかし、途中から寒くなって雨も降り、流れにうまく乗れませんでした。スイングも途中で少し乱れ始め、松山選手らしくない一日でした。ラウンド後は雨の中、スイングを調整しながら備えていたので、日曜日に優勝争いできる位置に持ってきてくれることを期待します。第2日は6番までに2つ、3つバーディーがほしいところです。(今田竜二・プロゴルファー)

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