「黄金世代」新垣比菜が4年ぶり2勝目へ今季自己最少67で4差4位 攻めの姿勢貫き「いいラウンド」


12番、ティーグランドでラインを読む新垣比菜、通算9アンダー4位で2日目を終了した(カメラ・小泉 洋樹)

12番、ティーグランドでラインを読む新垣比菜、通算9アンダー4位で2日目を終了した(カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ▽富士通レディース 第2日(15日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6689ヤード、パー72)

 1998年度生まれ「黄金世代」でツアー1勝の新垣比菜(23)=ダイキン工業=が6バーディー、1ボギー、今季ツアーで自己最少スコアの67で回り、通算9アンダーで首位と4打差の4位に浮上。今季は出場27戦中、21戦が予選落ちの中、5年ぶりに出た下部ツアーで後輩から刺激を受け、ドライバーが復調。18年4月以来のVに挑む。2イーグルの古江彩佳(22)=富士通=が13アンダーで首位。

 新垣に「自信」が戻った。7番パー5。フェアウェーから残り240ヤードを3ウッドで攻め、2オンを狙った。グリーン奥にこぼれるも3打目を寄せてバーディー。攻めの姿勢を貫き、今季ツアー自己最少の67で4位。「ドライバーが良くなり、パターまで良くなった。いいラウンド」と笑顔を見せた。

 18年サイバーエージェントレディスで、プロでは17年テスト合格組の黄金世代で初のツアーV。だが、昨季は賞金ランク64位でシード落ち。今季も「ドライバーが曲がり」出場27戦中6戦しか予選通過できず、家で「はぁ」とため息。練習に行きたくない日もあった。

 9月に5年ぶりに出場した下部ツアーで学びがあった。今季下部4勝で18歳の桜井心那と初日に同組で「若い子は振っていた」。新垣も振り切ることを意識すると飛距離は10ヤード伸び、予選2日間はともに14回中10回フェアウェーをとらえた。2週前に勝みなみ、前週は小祝さくらがV。黄金世代の3連勝がかかり「いければ最高」と4年ぶりの復活Vに挑む。(宮下 京香)

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