畑岡奈紗はツアーデビューの地で約2年ぶり日本ツアー出場 「今週、来週で優勝できたら」


練習ラウンドで笑顔を見せる畑岡奈紗(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドで笑顔を見せる畑岡奈紗(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽樋口久子・三菱電機レディス 練習日(27日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 2020年のTOTOジャパンクラシック以来、約2年ぶりの日本ツアー出場となる畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が公式会見に臨んだ。「ほぼ2年ぶりに日本ツアーでプレーできるのを、楽しみにしていたのでうれしい」と笑顔で語った。

 前週に韓国で行われた米ツアーは47位で「自分の思ったような球筋が打てなかったり、そんなにいい状態ではない」としながら、「今週は黒宮(幹仁)コーチにキャディーをしてもらっているので、結果を残すのはもちろんですけど、今取り組んでいることをしっかりやりきれる一週間にしたい」と意気込んだ。

 三菱電機レディスはアマ時代の15年に7位、17年に2位といずれも優勝争いを演じ、5年ぶりの参戦。7年前はツアーデビュー戦で第2日まで首位を守った。「久々に戻ってきて、よりグリーンの難しさも感じる。逆に経験を生かしたマネジメントだったり、プレーができたら」と見据える。

 今季は4月のLAオープンで米ツアー6勝目を飾った。「今年最初はメジャー優勝と、年間複数回優勝を目標にしていた。4月に、状態が上がらなかった時期に優勝できたのは良かったけど、勝った時もなかなか自分の感覚としてはすごく良いものではなかった。その後、2勝目をなかなかできず、悔しい部分もある。残り試合は少ないけど、今週、来週で優勝できたら」と、次週に行われる日米共催・TOTOジャパンクラシックにも目を向けた。

 今週は、19年以来となる日本での有観客試合。「ファンの皆さんの応援が力になる。米国ではなかなかあれだけのギャラリーの方が回ってくれるのは少ない。最初は緊張すると思うけど、一つでも良いプレーを見せられたら。ピンが(端に)振られても、自分の持ち味であるアイアンショットを生かした攻めができたら」と気合を入れた。

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