自身初の大会連覇に挑む渋野日向子「少し暗闇から出口が見えた感じ」


練習場で笑顔を見せる渋野日向子(カメラ・今西 淳)

練習場で笑顔を見せる渋野日向子(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽樋口久子・三菱電機レディス 練習日(27日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 昨年大会覇者で、5月以来の国内ツアー出場となる渋野日向子(サントリー)は18ホールの練習ラウンド後、「すごく楽しみな気持ちは大きい。自分のできるプレー、やりたいプレーを3日間できるように頑張りたい」と抱負を語った。

 今大会では2年前にホールインワンも予選落ち。昨年大会はプレーオフを制し、劇的な逆転優勝を飾った。「いいイメージと悪いイメージが半々という感じ」。10月の2戦は8位、19位で、韓国での前週はホールインワンも決めた。自身の調子については「上り調子の入りかけくらいには戻ってきた。少し暗闇から出口が見えてきた感じはある」と分析した。

 米ツアーは本格参戦1年目でシェブロン選手権4位、AIG全英女子オープン3位など、ポイントランクで全体33位につけ、来季のシード権を確定させている。「(自己採点は)55~65点。出だしのトップ10の多さから、その後の予選落ちの多さが自分で情けない。本当に成長できたとは思えないような一年ではあったとも思う。その中でもシードを取れたこと、メジャーで(2度)トップ5に入れたことをプラスに考えて、その分のプラス5~15点です」と説明した。

 今週と来週は日本で連戦となり、「向こう(米国)ではなかなか外に食べにいかないので、食を楽しみたい」。前夜も焼肉を食べたそうで「大量にいただきました(笑い)。牛タン、ミノ、白センマイ…。あと何だっけ? 冷麺も食べました。ハラミも!」とパワーをチャージした。

 28日の第1ラウンドは午前10時に1番からスタート。「ゴルフの内容、ボギーを打たないゴルフだったり、ショットのパーオン率を気にしながらやっていけたら」と、気を引き締めた。

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