諸見里しのぶさん、菊地絵理香選手は10回出場の経験生かし天気の変化にもしっかり対応


15番、ティーショットを放つ菊地絵理香(カメラ・豊田 秀一)

15番、ティーショットを放つ菊地絵理香(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯 第3日(26日、宮崎・宮崎CC=報知新聞社後援)

 4打差4位で出た菊地絵理香(34)=ミネベアミツミ=は7バーディー、1ダブルボギーで通算12アンダーに伸ばし、3位に浮上した。1メートル以内のパットで5バーディーとショットが好調だった。

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 菊地選手はショットが好調な上、冷静に攻めていきました。この大会は10回目の出場で、これまでトップ10はありませんが、苦手意識を感じさせない一日になりました。8番で1メートル、14番は155ヤードから7アイアンで約30センチにつける見事な一打。ショットの状態が上がってきた分、試合展開やコースマネジメントに集中でき、好スコアにつながりました。

 スイングの特長は高いトップ位置から一気に切り返し、インパクトゾーンが長いこと。ターゲットに球を運んでいくのが得意な選手です。ウェッジショットでは状況に合わせたフェース面の使い方ができるため100ヤード以内の距離やグリーン周りの技術も高い。第3日は午前に降雨、午後は風が吹き、コースコンディションが変化する一日でしたが、そこで経験が生かされ、しっかり対応していました。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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