
都内で新人セミナーに出席し、緊張した表情の古江彩佳(中央)
米女子ツアーを主戦場とする古江彩佳(富士通)が13日、都内で行われた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の新人セミナーに参加した。昨年の同時期は米ツアー予選会受験のため、2回目を受けられず、年下のプロたちとともに受講となった。
セミナーを終えた古江は「言葉づかいや姿勢であったり、まだまだ物足りないところがあると実感した」と、ビジネスマナー研修など勉強になった様子。先日は日本ゴルフ協会の宮崎合宿に2日間参加し、「充実した合宿だった」。ナショナルチームのコーチにスイングやパッティングをみてもらった。
米ツアー本格参戦1年目は今夏のスコットランドオープンで1勝を挙げた。「ゴルフの面でも人間性の部分でも学ぶことが多かった。向こうでは、はっきり自分(の主張)を出していかないといけない」と振り返った。印象に残った出来事に、マッチプレーでの決勝進出(5月末・米ネバダ州、2位)や主戦キャディーの地元である英国で優勝できたことを挙げた。
日本ツアーでは、ホステス大会の富士通レディースで連覇を達成し、1勝を飾った。来年1月に米ツアー初戦を予定し、オフの課題に「体力をつけるためにトレーニングをしたり、(合宿で取り組んだ)スイングも意識しながら練習したい」と見据えた。2023年へ「今年の自分に勝てるように。来年もまずは1勝目指して頑張りたい。トップ10に入る回数を増やせたら」と、さらなる活躍を誓った。