今季から米女子ゴルフツアーに本格参戦する、日本ツアー通算8勝の勝みなみ(24)=明治安田生命=が10日、茨城GCで合同取材に応じ、今季の目標に「まず(米国で)1勝を目指したい。去年、古江(彩佳)ちゃんがルーキーで勝って、自分もできるのではと希望をくれた」と意気込んだ。
昨年末に2週間にわたって行われた最終予選会(QT)を5位で通過した勝は「飛距離であったり大きな部分は通用すると思った。パターもラインを読めて、ストロークも良い感じでできていた」と手応え。米国のコースに慣れるため、アプローチ、100ヤード以内のさらなる強化を見据えた。
3月は国内ツアー3試合に出場し、地元・鹿児島で開催されるTポイント×ENEOS(同17~19日)後に渡米する。同23日からのドライブオン選手権(アリゾナ州)が米ツアーメンバーとしての初戦となる。米ツアーに向け「楽しみな気持ちと、移動や体のケアなど心配な面もある」と率直な思いを明かした。
昨年、日本女子オープン連覇を達成した“黄金世代”の先駆者は「全米女子オープンを勝ちたい。いつかは日本に戻ってきて、他の3つの(国内)メジャーを勝ちたい」と将来についても語った。(岩原 正幸)