岩井明愛・千怜姉妹が憧れの宮里藍さん“金言”を胸に今季初戦のタイへ 「一緒の舞台に立てて光栄」


今季初戦に向け、成田空港からタイに出発する岩井明愛(左)と千怜の双子姉妹

今季初戦に向け、成田空港からタイに出発する岩井明愛(左)と千怜の双子姉妹

 女子ゴルフで双子の岩井明愛(あきえ)と妹の千怜(ちさと、ホンダ)が今季初戦の米ツアー、ホンダLPGA(23~26日、タイ・サイアムCC)に向けて13日、タイへ出発する前に成田空港で取材に応じた。

 姉妹そろっての米ツアー出場は初めてで、ともにプロ入り後初の海外試合となる。今回は早めの現地入りで調整する予定で、国内ツアー2勝の千怜は「1週間の合宿で試合勘を戻したい。上位目指してチャレンジしていきたい」と意気込んだ。

 同大会は、2010年に宮里藍さんが制しており日本人になじみ深い。「一緒の舞台に立てることが光栄です」と話す2人は昨年末に所属先のホンダのイベントで大先輩の藍さんと共演した。海外で長く活躍する秘けつを質問したという千怜は「『自分を忘れるな』と言っていただいた。周りの人と比べず、自分のままで、とアドバイスをいただいた」と米ツアー9勝のレジェンドからの“金言”を振り返り「ずっと残っている言葉」と感謝した。

 明愛は藍さんに、競技生活でずっと続けてきたことを尋ねたそうで「良かった時も、悪かった時もメモを取ること(と言っていた)」。今回の遠征にもメモ帳を持参し、「ゴルフのことだけではなく気持ちの面や、気づいたことあったら書いていきたい」と話した。

 ともに中学3年以来というタイの試合を心待ちにする。千怜は「近くにショッピングモールもあるみたいで、買い物も楽しめたら」と、20歳らしく笑顔で語った。

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