青木瀬令奈、後半から“低いティー”作戦が奏功…ワールドレディスサロンパスカップ初日


前半9ホールで使用していたティーを見せる青木瀬令奈

前半9ホールで使用していたティーを見せる青木瀬令奈

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(4日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)(4日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 青木瀬令奈(リシャール・ミル)は3バーディー、3ボギーの72と粘り、イーブンパーで首位と2打差の暫定9位につけている。10番から出て前半に深いラフに苦しんで3ボギーも、「ティーの高さを半分くらいにして低くした。地上2センチくらいに」と作戦が奏功し、後半にティーショットが安定し、3バーディーを奪い返した。「これで振り切れたほうがいいと思い、後半はやりました」とうなずいた。

 「前半の悔しさは後半晴らせたかな、と正直思う。明日に向けては、今日は納得のいく18ホールになった」。

 昨年大会は、山下美夢有と優勝争いの末2位だった。ピン位置が左右にふられたこの日は、昨年と同様に「基本的には(グリーンの)センター狙いでプレーした」と明かした。今季は3月のTポイント×ENEOSで通算4勝目。ここ4戦予選落ちしていた中で迎える今季初のメジャーで上々の発進となり「最終日までは、(昨年の)リベンジの気持ちをあまり出さないようにしようと思う。一番の敵は己自身なので」と、30歳は冷静に自らに言い聞かせていた。

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