母の日の「最高のプレゼント」 岩井姉妹の優勝争いに母・恵美子さん「おめでとうと、頑張ったね」


プレーオフを制し優勝した岩井千怜(カメラ・渡辺 了文)

プレーオフを制し優勝した岩井千怜(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(14日、福岡CC和白C、6299ヤード、パー72)

 岩井ツインズの妹・千怜(ちさと)が、姉・明愛(あきえ、ともにホンダ)と昨季年間女王・山下美夢有(加賀電子)の3人によるプレーオフ(18番パー5)で、2ホール目にバーディーを奪い優勝した。今季初優勝、通算3勝目。史上初の双子プレーオフを制した。

 「母の日」に会場で見守った母・恵美子さんは「最高のプレゼント。ありがとうございます」と娘に感謝。2人にかける言葉を問われると、「(千怜には)おめでとうと、(明愛には)頑張ったね、と。あとは余計なことは言いません」と話した。

 この日は父・雄士さんと、7位で出た妹のラウンドについて回った。「最終日は(順位が下にいる)心配な方に2人でついちゃうんで。とにかく2人頑張れ、という感じで」。首位で出た最終組の姉のスコアは、携帯電話でチェックしながら歩いた。プレーオフは「どっちが勝っても負けても複雑な気持ちで見ていました」という。

 前日のラウンド後は1台の車で4人でホテルに戻った。「車の中は全然ゴルフの話はしないです。(2オーバーだった千怜も)YouTubeを見て笑ったりしていました」と明かした。

 千怜も「プレーオフで明愛と美夢有さんと回れて本当に幸せな時間でしたし、姉妹でプレーオフができて、一つ夢がかないました。母の日なので、このような優勝をプレゼントとできてうれしく思います」。母に届けた今季初勝利だった。

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