「ゴルフ天才少女」須藤弥勒が145センチながら240ヤードに迫る 将来は167センチ&女子ツアー有数の飛ばし屋の予測も


ドラコン日本一の松本一誠氏の指導を受け、飛距離が飛躍的にアップした須藤弥勒(提供写真)

ドラコン日本一の松本一誠氏の指導を受け、飛距離が飛躍的にアップした須藤弥勒(提供写真)

 史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(ゴルフ5)が、ドラコン日本一の松本一誠氏の指導によってドライバー飛距離が240ヤード目前まで達したことが15日、分かった。弥勒は13~14日に群馬県内の自宅練習場で、ドライバー最長飛距離429ヤードを誇る松本氏に連日、約6時間も熱烈な指導を受けた。その結果、210~220ヤードだった飛距離が文字通り、飛躍的にアップした。

 これまで、ドラコン競技で多くのタイトルを手にしている松本氏は「飛距離アップのトレーニングを本格的に始めて、まだ実質3か月。驚異的な成長です。11歳という年齢と145センチの身長を考えれば、ものすごい飛距離です」と絶賛した。弥勒は「飛ばしのカリスマの松本プロに指導していただき、感謝でいっぱいです。ボールの飛び出しの勢いがまるで変わりました」と手応えを明かした。父・憲一さんは「松本プロの指導のお陰で飛躍的にヘッドスピードが上がりました。飛んで曲がらない『試合で使える球』が打てつつあります」と弥勒の急成長を喜んだ。

 先日、弥勒は医療機関で関節などの精密検査を受診。その結果、将来的に身長は158~167センチになる予測が出たという。松本氏は「弥勒ちゃんが16~17歳になって身長が160センチまで伸びた場合、日本女子ツアー有数の飛ばし屋になっていると確信しています」と太鼓判を押す。最高値の身長167センチまで成長した場合、日本女子NO1の飛ばし屋になることも夢ではない。

 弥勒はプロパッティングツアーで何度も上位進出するなどパットやアプローチの小技は元々、得意としている。さらにトップレベルの飛距離が加わった場合、驚異的な成長が期待される。弥勒は「自分の可能性を信じて、これからも努力を続けていきます」と意欲的に話した。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。11歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇し、頭角を現す。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入りした。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、弥勒は所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

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