◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第1日(18日、愛知・中京GC石野C、6573ヤード、パー71)
日米通算7勝で今季国内ツアー初戦の渋野日向子(24)=サントリー=は1バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの5オーバー、76で110位と出遅れた。米ツアー参戦中から左手を痛めており、練習量が不足している影響でショット、パットともに精彩を欠いた。4月以来の2勝目を狙う岩井明愛(あきえ、20)=ホンダ=が64で単独首位発進した。
午前7時40分スタートの渋野の組には大勢のギャラリーが集まった。今季初の日本ツアー出場で「鳥肌が立つくらいうれしい」と声援に感謝した。だが、ゴルフの内容は左手のけがによる調整不足の影響が出て、厳しいものになった。
出だしの10番で3パットのボギー。後半の7番で初バーディーも、最終9番で第3打を池に落として、トリプルボギー。「練習量が少なくなり(感覚の)ズレが出ている。ショットが右へ左へ行き、どうにもできなかった」と肩を落とした。
渋野の初日3ケタ順位は、17年日本女子オープン(79で114位発進)、19年KKT杯バンテリンレディス(81で106位発進)に続く国内3度目。この日は親交のある元ソフトボール選手で東京五輪金メダルの山田恵里さん(39)が応援に駆けつけた。「今回も出させていただいている分、やり切らなきゃいけない」と懸命に前を向いた。(岩原 正幸)