全米プロ選手権最終日 米ツアー1勝の今田竜二氏は11年連続決勝R進出を果たした松山英樹の「意地と底力」を評価


今田竜二

今田竜二

◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 最終日(21日、米ニューヨーク州オークヒルCCで=(7394ヤード、パー70)

 20位で出た2021年マスターズ王者・松山英樹(LEXUS)は2バーディー、4ボギーの72で回り、通算5オーバーの29位で終えた。現地でゴルフネットワークのリポーターも務める、本紙評論家の米ツアー1勝・今田竜二氏が松山のプレーぶりを振り返った。

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 松山選手は1番を3パットのボギーとし、流れに乗ることができませんでした。途中、ショットが大きく曲がる場面もありましたが、首痛による休養の影響と思われます。

 人一倍の練習を積み重ねて調子を作っていく選手が、4月の(メジャー初戦)マスターズ後1か月は、ほぼクラブを握らなかったといいます。そんな調整不足のなかでも11年連続で決勝ラウンドを戦う姿に、松山英樹の底力、意地を見ました。

 松山選手といえばショットメーカー。ショットから自分のリズム、いい流れを作ることが、パッティングにも好影響を与えるものです。(6月のメジャー第3戦)全米オープンのセッティングは松山選手に向いています。ドライバーショットを少し調整し、フェアウェーを捉えるホールがあと2、3回増えたら、いいフィーリングでグリーンに上がることができるのではないでしょうか。(プロゴルファー)

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