◆男子プロゴルフツアー ▽ミズノオープン プロアマ戦(24日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)
22日の全米オープンの日本地区最終予選を3位で勝ち抜き、出場権を獲得した石川遼(カシオ)が、今度は全英オープン出場に向け「4日間の戦いの中で決まる4枠なので、やりがいもすごくある。優勝だけじゃなく4位までなので、厳しいことには変わりはないんですけど、いいプレーをしてスコアを伸ばせていけばチャンスはある」と意気込んだ。
22日の予選で36ホールを回り、23日に会場入り、この日はプロアマ戦に出場するハードスケジュールにも「(疲れは)もう大丈夫」と石川。前回大会は、体調不良でプロアマ戦を欠場したが、第1ラウンドは3位発進と、相性の悪くないコースに「コンディション的にはスコアは伸びていくのかなと思う」と自信を示した。
全英オープンの出場条件は、有資格者3名を除く上位4名で、有資格者で今大会に出場しているのは、昨年の日本オープンVで出場権を得た蟬川泰果(フリー)のみ。石川は、4月末の中日クラウンズでは4位に入るなど、調子は上向きで「結果をしっかり出すために、今コツコツ積み重ねている時間で、それが少しずつ数字にも出てきている」と明かし、記者から勝つ準備が整ってきたのではと問われた場面では「否定はしないです」と笑顔を見せた。出場権を得れば、2014年以来の全英オープン。「こういうときが油断しがちですし、全米オープンの最終予選でも振れていたし飛んでもいたけど、自分が思うようなスイングのプレーンでは打てていないところがあった。しっかりとした攻め方を自分の中で続けていくことが今週のテーマ」と気を引き締めた。