◆男子プロゴルフツアー ▽ミズノオープン プロアマ戦(24日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)
国内ツアー通算3勝の蝉川泰果(フリー)が、プロアマ戦に出場し、自身大会初の予選通過へ最終調整した。
今大会は全英オープンの予選を兼ねるが、昨年10月の日本オープンVで既に出場権を獲得済みの蝉川にとっては、有資格者を除く上位4枠の出場権争いではなく、リベンジの舞台になる。中3で初出場した15年大会では、142位の最下位で予選落ちするなど、これまで3度の出場で1度も予選通過できていない。コースの印象を問われると、迷わず「最下位になった印象」と明かすほどだが、「ドライバーがいきなりつかまるようになった。その辺は難しい。先週はつかまりが1回もなかったので…」とさらに頭を悩ませた。
予選落ちした3度目の出場は昨年。しかし、その後は9月のパナソニックオープンVと10月の日本オープンVで史上初のアマ2勝を達成し、今年4月の関西オープンでは念願のプロ初勝利も挙げた。さらに直近2試合も3位以内に入るなど、成長曲線を描いてきた22歳。難敵攻略のカギはフェアウェーキープだという。「キープするためにもう少しショットが上がってくれば」と明かし、目標の複数回優勝と賞金王に向け「リベンジしたい。まず予選通過することを目標に頑張っていきたい」と意気込んだ。