◆米男子プロゴルフツアー メモリアル・トーナメント 最終日(4日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC=7571ヤード、パー72)
2打差9位で出た松山英樹(LEXUS)は4バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの76で回り、通算イーブンパー16位で大会を終えた。ビクトル・ホブラン(ノルウェー)が7アンダーで並んだデニー・マッカーシー(米国)とのプレーオフを制して優勝した。
松山は中継局の取材に応じ、「やっぱりタフなコースだし、グリーンもすごく難しかった」と最終日の18ホールを振り返り、「出だしの3パットとか、パー5のボギー。昨日今日と(スコアを落とした)12番、13番というところが上に行くためにはどうしても厳しい。パッティングは昨日の悪いのもそうだが、ショットももう少しそういうところがうまくいき始めたら、今頃優勝争いしているんじゃないかなと思う」と重たい息を吐いた。
連続ボギーの苦しいスタート。4番パー3で第1打をピン上1メートル半につけてバーディーを奪うも、5番パー5はティーショットを右ラフに入れ、4オン2パットのボギーと流れをつかむことが出来ない。
8番パー3では20ヤードのアプローチを沈めるチップインバーディーでギャラリーを沸かせ、9番は4メートルのパーパットを沈め、トップと4打差に食らいつき折り返したが、後半失速した。12番パー3で第1打をグリーン奥バンカーに入れてボギー。13番はティーショットを右に曲げてOB、14番は第2打がクリークにつかまり、連続ダブルボギー。3ホールで5つスコアを落とした。
2014年にツアー初優勝を飾った大会で2位で決勝ラウンドに進み、復調の兆しをつかみつつある。「全米プロから少しずつ良くなりかけている。2日目までだけど。今日も2打差でスタートできたし、次にどんどんつながっていくんじゃないかなと思う」と前を向いた。
15日に全米オープン(カリフォルニア州ロサンゼルスCC)が幕を開ける。「今やっていることを継続して、体の状態もしっかりと作っていければいいかなと思っている」。今季3戦目のメジャー大会へ、照準を合わせていく。