金谷拓実、連勝へ11バーディー62 5ラウンド連続トップに「自信をもって臨めている」


18番、ラインを読む金谷拓実(カメラ・谷口 健二)

18番、ラインを読む金谷拓実(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー ASO飯塚チャレンジド 第1日(7日、福岡・麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72)

 前週のBMWツアー選手権森ビル杯でメジャー初優勝を飾った金谷拓実(25)=Yogibo=がツアー最多まで1に迫る11バーディー、1ボギーの10アンダー62をマークし、首位発進を決めた。完全優勝から5ラウンド連続でトップを堅守し、自身初の2週連続Vへ逃げ切り態勢に入る。50歳の宮本勝昌(シーミュージック)が64で回り、首位と2打差の2位につけた。

 金谷の勢いが止まらない。10アンダーで雨中のロケットスタートを決めた。「スコアのことは考えていなかった。いいプレーはできていたので、とりあえずバーディーを取ろうという気持ちだった」。石川遼が2010年の中日クラウンズ最終ラウンドで打ち立てた12アンダーのツアー記録に迫るペースで快走し、自身のベストスコアを2打更新する62でフィニッシュした。

 前半10番。3ウッドで第1打をフェアウェーへ運び、140ヤードの第2打は9アイアンで30センチに絡めた。「出だしからいいショットだった」と頬を緩めた。省エネ調整が奏功している。前週は最終日に26ホールを回った。優勝争いの重圧の中での長丁場決戦に、疲労はたまっている。今週は練習ラウンドを1回にし、開幕前日は午後1時過ぎにコースを離れて昼寝で充電した。

 3位だった2週前のミズノオープンから、貫禄のプレーが続く。「先週までの2週間もいいプレーができているので、自信をもって臨めている。しっかりといい準備をしたい」。完全優勝の第1ラウンドから5ラウンド連続で守っているトップの座を、今週も譲る気はない。(高木 恵)

最新のカテゴリー記事